緑樹苑が考えるビオトープについて

緑樹苑が考えるビオトープ

BIO(生き物) + TOP(場所) 地域の野生の生きものたちがくらす場所

野生の生きものが生活する場所「ビオトープ」には、実にさまざまなタイプがあります。
私たちの身近にある森林や草地、河川や河原、池や湖沼、海や干潟などその地域にもともといる野生の生きものたちがくらしたり利用したりする場所です。
ビオトープのタイプが異なれば、そこにすんだり利用したりする生きものの種類が違ってきます。言い換えるならば、全く同じビオトープはふたつと無いのであって、そこに根付く自然のしくみ「生態系」は、ほとんど取り替えがきかないのです。
さまざまな種類の生きものが生きていくためには、それぞれの地域がもともともっている多種多様なビオトープが必要です。ところがこれまでは、世界中のどこの国でも、人間の都合だけで国づくりや町づくりが行われ、ビオトープがどんどん壊されてきました。
環境の時代とも言われる現在、残されている健全なビオトープを可能な限り守り、失われたビオトープを積極的に回復させていくことが必要なのです。
また、ビオトープは、生物が自分で移動できるようにネットワークしていくことが大切なのです。